万年筆について

万年筆ってこんな筆記用具です。

万年筆ってこんな筆記用具です。 万年筆のしくみの図解

 万年筆には、各部に名前がついています。
手に収まる筆記具という範囲の中で、職人のこだわりや、デザインなどを表現するため、知っておくとより自分の求めているベストの万年筆に出会える可能性も高まるかもしれません。
 万年筆は、古くから愛されてきた、ペンの一種です。ペンといえば、100円ボールペン、というイメージが現在は強いかもしれません。
 万年筆の良いところは、長く長くつかえること、書き手になじむように成長していくこと。
素材や価格については、趣味の要素も強い商品もあります。


インクの吸入方式は、ペンによって違います。 ※インクやカートリッジをお求めの際は、お気をつけください。

インクの吸入方式は、ペンによって違います。

インク交換がとってもカンタン 「カートリッジ式」

カートリッジ式万年筆

首軸の部分にサクっと差し込むだけで、すぐに万年筆が使えます。ボールペンの換え芯に近い感覚で、お手軽。ただ、ボトルインクに比べて、コストが4-5倍。ブランドやモデルによって、互換性がありません。形が違うので、同じブランドのものをご利用ください。

ほとんどがこのタイプです 「両用式」

両用式万年筆

カートリッジとコンバーターが両方使えるタイプで、現在では一番一般的です。コンバーターは、吸入式と同じ役割をするものです。インクタンクからも、カートリッジからも使えるので、用途によって使い分けられます。
インクはどのブランドでも万年筆用ならほとんどOKですが、コンバータ自身は、カートリッジと同じく別のブランド同士の互換性はありません。

ピストンのようにインクを入れる 「吸入式」

吸入式 吸入式万年筆

インクつぼの中に、ペン先を直接入れて、尻軸の部分をクルクルまわすと、インクを吸い上げるように作られています。インクの種類をたくさん楽しめること、たくさんインクが入ることが特徴です。


吸入式万年筆

 吸入作業中に、手にインクが付いたり、ペン先を紙で拭いたりしなくてはいけないので、とっても手間がかかります。
 手間はかかりますが、これこそが、吸入式の醍醐味なんです。吸入している間は、自分の世界に没頭できるし、「なんだかオトナ」な気分になれますよ。
 ペン好きには至福の時間というお話も伺います。
インクを入れ替たいときは、残ったインクをもとのボトルにもどすこともできます。

ペン先の太さは、多種多様。えんぴつの濃さに近い感覚で選んで。

万年筆のペン先の太さは、多種多様。
万年筆のペン先の太さは、多種多様。

 F(ファイン・細字)、M(ミディアム・中字)、B(ブロード・太字)が基準となっています。 ペン先のバリエーションは、ブランドごとにまちまちですが、万年筆生活ではブランドごとに、基本的にすべての太さの万年筆を取り揃えております。
 むずかしく考えず、えんぴつの濃さのように選んでいただければ良いと思います。たとえば、2BとHBえんぴつではHBのほうが細く書くことができます。万年筆で言うところのHBは細字あたりでしょうか。
一般的には中字から細字が人気のようです。文字が小さい方は、極細字も人気です。
 ペン先の硬さは、筆圧が高い方には硬めを、そうでない方は、やわらかいものを選ぶといいようです。
ペン先の材質が一番重要で、ここで書きやすさの善し悪しがきまります。日本人の筆圧で一番おすすめなのは14金の柔らかさだといわれています。

ペン軸の種類は、貴重なものから身近なものまで。

ペン軸の種類は、貴重なものから身近なものまで。
セルロイド万年筆

セルロイド万年筆

セルロイド万年筆

セルロイドは、燃えやすい半透明プラスチックのこと。
着色すると、色がとても鮮やかです。
形を整えたり、切り取ったりする事が簡単だった事と、色の表現力、柄を豊富に作り出せた事から、昔はほとんどがセルロイドでできていました。作業工程がとてもむずかしい素材なので、現在はアンティークで高価なものとして、人気があります。
柔らかい素材なので、少しずつ、手になじみます。

樹木素材をつかった万年筆

樹木素材をつかった万年筆

樹木素材をつかった万年筆

樹木素材として一般的なのが、パイプたばこなどによく使われる「ブライヤー」、もっとも古い合成樹脂のひとつの、高度な技術がなければ作り出す事の出来ない「エボナイト」、オーク(樫)をつかった「ワイン樽」などがあります。また、変わり種として希少価値の高い、「屋久杉」の万年筆も取り扱っております。
使うほどに木の呼吸を感じることのできる万年筆は、使えば使うほどになじみ、あなた色の万年筆になることでしょう。

合成樹脂をつかった万年筆

合成樹脂をつかった万年筆

合成樹脂をつかった万年筆

酸化につよく、しっかりとしていて、美しく、加工することが簡単な合成樹脂。as樹脂、abs樹脂、アクリル樹脂などがそれにあたります。
「アクリル」は、ガラスをしのぐほど光を通し、水晶のような透明感があり、プラスチックの女王とも呼ばれています。軽くて割れにくいので、取り扱いも簡単です。
「キャンバスマイカルタ」は、樹脂の間にキャンバス生地をはさんだもので、滑らない素材として開発されたものです。

金属をつかった万年筆

金属をつかった万年筆

金属をつかった万年筆

加工や、デザイン工芸が簡単で、メッキ塗装でファッション性が出せるために、装飾部分などによく使用されます。
アルミニウム・ステンレス・真鍮が中心のようです。

日本の芸術の「本漆研き出し蒔絵」万年筆

日本の芸術の「本漆研き出し蒔絵」万年筆

日本の芸術の「本漆研き出し蒔絵」万年筆

蒔絵とは、漆で文様を描き、金・銀・スズ・色粉などを付着させた漆工芸のこと。技法上から研ぎ出し蒔絵・平蒔絵・高蒔絵に大別され、絵以外の地の装飾としては、梨子地(なしじ)・塵地(ちりじ)・平目地・沃懸(いかけ)地などがあります。
工芸としては、奈良時代に始まり平安時代に盛んになりました。漆工芸の代表とされています。
そんな蒔絵をふんだんに使用した万年筆は、鑑賞用としてもお買い求めいただいております。

メディア掲載

  • 掲載されました
  • オールアバウト万年筆紹介ページに掲載されました
  • ColorMeShopWatchブログにて、当店の万年筆がとりあげられました。
  • ショッピングカートシステムカラーミーショッププロ「ショップ事例」に、万年筆生活が紹介されています!!